ホーム > 受託検査 > テストステロン(Testosterone)   Rev.170224
受託検査 ホルモン内分泌
【テストステロン:testosterone】
テストステロンは男性ホルモンの一種で生体内で重要な役割を果たしています。 男性では精巣で、女性では副腎皮質や卵巣由来の性ステロイドからの変換で産生されます。 血液中ではアルブミン(ALB)、性ホルモン結合グロブリン(SHBG)等と結合し、一部が遊離テストステロンとして存在します。 テストステロンは様々な臓器に作用します。精巣や肝臓などでは5α-還元酵素により5α-ジヒドロテストステロン(DHT)に変換されてさらに強い男性ホルモン活性を発揮し、 脂肪組織などではアロマターゼによりエストラジオール(E2)に変換されます。 血中濃度は、男性では30歳ごろから減少しはじめます。テストステロンの減少は男性更年期と呼ばれ、ストレスなどで急激な減少を起こすと、 男性更年期障害を起こすとされています。テストステロンの減少率は個人差が大きく、また、近年、2型糖尿病、メタボリック症候群との関連性が報告されています。
項目名 検体の種類 動物種 保存
方法
検査
方法
検査
施設
検査費用
(税込)
備考
テストステロン(Testosterone) 血清 0.7mL ヒト 凍結 CLIA法 B 1,650円 参考値:
単位:ng/dL
容器:血清血漿用スピッツ
ホルモン分析
年齢・性別をご記入ください
唾液 0.5mL
※最少検体数:10件
ヒト 凍結 ELISA法   12,815円 参考値:なし
血清 0.7mL
(要0.4mL以上)
動物注1) 凍結 CLIA法 B 2,475円 参考値:なし
単位:ng/dL
血清 0.1mL
血漿
※最少検体数:10件
マウス注2)
ラット
凍結 ELISA法   21,560円 参考値:なし
単位:
ご注文方法
※上記検査項目につきましては予告なく改廃される場合があります。ご注文の際には、予め弊社担当者まで仕様、価格、納期をご確認ください。

注1)ヒト用に確立された測定法をそのまま適用します。基準値、参考値はありません。 検体の性状や想定外の影響因子等により、検出下限以下、レンジオーバー、測定誤差やロット差、施設間差等が出る可能性があります。 また、動物種による違い(アミノ酸配列、多型、類縁体、構造、修飾、抱合体、キャリア蛋白等)につきましては、ご依頼者様におきまして ご確認をお願いいたします。また、測定データに関するご質問にはお答えできない場合があります。

注2)各動物種用の測定キットを用いて測定します。
上記以外の動物種につきましても、対応できる場合があります。個別にご相談ください。 メールでのお問合せはこちら

上記以外の検体種(唾液、髄液、卵胞液、組織、培養細胞、培養上清など) につきましても、対応できる場合があります。個別にご相談ください。 メールでのお問合せはこちら

上記検査項目につきましては予告なく改廃される場合があります。ご注文の際には、予め弊社担当者まで仕様、価格、納期をご確認ください。
注)ヒト検体用に調整した測定系にそのまま適用します。基準値参考値はありません。
また、検体の性状等により、検出できない可能性、誤差等を含む可能性があります。予めご了承ください。
技術情報
No. 【タイトル】 【内容】
1 動物検体への適用: 検体量が十分量(0.7mL以上)ある場合には、ヒト用の測定系への 適用を試みます。動物での測定事例もあり、種差は少ないと考えられます。
一方、ヒト用の測定系への適用には少なくとも0.4mL必要(希釈測定不可)なため、 マウス、ラットなど、検体量が十分確保できない場合には、当該動物用の 研究用試薬を用いた特注検査としてお引き受け可能です。
ご質問などお気軽にどうぞ(メール)
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