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用語解説/トピックス  
文献紹介: ポリフェノール類の機能性評価
【文献】:
Diets rich in whole wheat improve redox status and enhance immune responses in rats.
Food and Agricultural Immunology 20 (2) , p95-104 (2009)
R. Molinari, L. Manzi, S. Ricci, M. D'Aquino, G. Tomassi, C. Papeschi,N. Merendino
全粒粉小麦粉は、精白小麦粉に比べポリフェノールが多く、健康との関連性が指摘されているが、生体への効果についてはよく知られていない。 ここではラットを対象に食餌の53%を全粒粉または精白粉として6週間投与。全粒粉投与群では精白粉投与群に比べ、 血漿抗酸化レベルが高値を示し、 免疫機能(腸管リンパ球増殖能)にも改善が認められた。
【文献】:
Curcumin suppresses TGF-β signaling by inhibition of TGIF degradation in scleroderma fibroblasts.
Biochemical and Biophysical Research Communications 411(4), p821-825 (2011)
Kemin Song, Shaowen Peng, Zheng Sun, Haitao Li and Rongya Yang,
クルクミンは、ターメリックに由来する強力な抗酸化物質の一つ。全身性強皮症において、繊維化抑制効果を持つことが知られているが その作用機序は知られていない。ここでは、クルクミンがTGIFユビキチン化抑制によりTGIFをアップレギュレーションさせることにより、 TGF-βシグナリング及びSmad2リン酸化を抑制、繊維化抑制作用を示すことが報告されている。
【文献】:
Effects of curcumin on brain-derived neurotrophic factor levels and oxidative damage in obesity and diabetes.
Appl Physiol Nutr Metab 39(2),p211-218(2014). doi: 10.1139/apnm-2013-0133.
Franco-Robles E, Campos-Cervantes A, Murillo-Ortiz BO, Segovia J, Lopez-Briones S, Vergara P, Perez-Vazquez V, Solis-Ortiz MS, Ramirez-Emiliano J.
肥満群に対するクルクミン投与により血清カルボニル化蛋白低下
文献紹介: ウリ科植物(にがうり、メロンなど)
【文献】:
Wild bitter gourd protects against alcoholic fatty liver in mice by attenuating oxidative stress and inflammatory responses.
Food Funct. 5(5),p1027-1037(2014). doi: 10.1039/c3fo60449g.
Lu KH, Tseng HC, Liu CT, Huang CJ, Chyuan JH, Sheen LY.
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/24664243
にがうり(Momordica charantia L.) 抽出物の肝機能保護作用(アルコール肝障害マウス)。
抗酸化酵素(GSH, GPx, GRd, CAT, SOD)の誘導と過酸化脂質(MDA)低減。
【文献】:
Lipid-lowering and antioxidant functions of bottle gourd (Lagenaria siceraria) extract in human dyslipidemia.
J Evid Based Complementary Altern Med.19(2),p112-118(2014). doi: 10.1177/2156587214524229.
Katare C, Saxena S, Agrawal S, Joseph AZ, Subramani SK, Yadav D, Singh N, Bisen PS, Prasad GB.
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/24647091
Lagenaria siceraria fruit抽出液200mLを90日間投与で、脂質代謝異常症(ヒト)においてTG,CHO低減作用のほか、
SOD活性上昇、GSH上昇、TBARS低下。
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