Rev.160127
レドックス/アンチエイジング関連マーカー
Biomarkers for redox regulations or anti-aging medicine. 日本老化制御研究所"
パラオキソナーゼ
(PON-1:arylesterase活性)測定キット

Colorimetric assay kit for PON-1: arylesterase activity
(本製品は研究用試薬です。)
【脂質過酸化に関連する重要な抗酸化酵素】
パラオキソナーゼ(paraoxonase: PON-1)は 脂質酸化物(lipid peroxides)を分解することにより、リポ蛋白の酸化保護作用を示す抗酸化酵素です PON-1はHDL(High density lipoprotein)に結合して存在しており、PON-1活性の低下は、肥満、メタボリックシンドローム、 アテローム性動脈硬化症に関連することが報告されています。PON-1には複数の多型が存在することが知られており、 特にQ192R多型において、Q/Q群は酵素活性が低く血漿中の脂質過酸化物がR/R群に比べ有意に高値を示すこと、 PON-1多型が冠動脈疾患の発症リスクに関連することが報告されています。
  パラオキソナーゼは複数の異なる酵素活性(パラオキソナーゼ活性、アリルエステラーゼ活性、 ホモシステインチオラクトナーゼ活性)を持つことが知られています。本製品は、 アリルエステラーゼ活性を検出することにより、サンプル中のパラオキソナーゼを測定します。
【製品仕様】
● 測定対象: 血清、ヘパリン血漿、精漿、培養細胞、組織ホモジネート
● 測定レンジ: 10 - 200 U/L
● 所要時間: 約10分
● サンプル所要量: 3μL
● テスト数: 150テスト(キュベット液量353μL時)
● 必要な器具: 分光光度計または自動分析装置(測定波長548nm/700nm)、 マイクロピペット(10〜1000μL用)、蒸留水
● 保存条件: 冷蔵(2〜8℃)
品名 商品コード 測定波長 価格
パラオキソナーゼ(PON-1:arylesterase活性)測定キット KAE-010R 548 nm 95,000円(税別)

【製造元】:MEGA TIP INDUSTRY TRADE Co.,LTD., Turkey

【ご注意】本製品は研究用試薬です。研究以外の用途(臨床検査/診断/医療行為等)には使用できません。

日研ザイル株式会社 日本老化制御研究所 〒437-0122 静岡県袋井市春岡710-1 TEL 0538-49-0125 FAX 0538-49-1267

 
【測定手順】
1. 全ての操作は37℃にて実施します。
2. サンプルをサンプル希釈液にて100倍希釈します。
3. 希釈済みサンプル3μLと、蒸留水(第一試薬)260μLをキュベットに分注します。
4. 第二試薬 10μLをキュベットに分注、混合します。
5. 正確に4分間静置します。
6. 主波長548nm、副波長700nmとして、吸光度を測定します(吸光度1S)。
7. 第三試薬 80μLをキュベットに分注、混合します。
8. 4分間静置します。
9. 主波長548nm、副波長700nmとして、吸光度を測定します(エンドポイント:吸光度2S)。
10. 酵素活性を算出します。発色生成物の分子吸光係数ε=4000、 酵素活性1 unit/Lを1分あたり酢酸フェニル1mmol/Lを分解すると定義した場合、下記の式により酵素活性を算出できます。

  尚、本測定系において酢酸フェニルの自動分解が若干生じます(上図参照)。 このため、蒸留水を測定したときの吸光度変化を減算して、サンプル中のアリルエステラーゼ活性を算出します。
【参考文献】
1) Paraoxonase 1: genetics and activities during aging. Rejuvenation Res. 11(1),p113-127 (2008)
Marchegiani F, Marra M, Olivieri F, Cardelli M, James RW, Boemi M, Franceschi C.
2) Association between PON 1 polymorphisms, PON activity and diabetes complications. J Diabetes Complications 20(5),p322-328 (2006)
Hofer SE, Bennetts B, Chan AK, Holloway B, Karschimkus C, Jenkins AJ, Silink M, Donaghue KC.
3) Serum paraoxonase activity in familial hypercholesterolaemia and insulin-dependent diabetes mellitus.
Atherosclerosis 86(2-3),p193-199 (1991) Mackness MI, Harty D, Bhatnagar D, Winocour PH, Arrol S, Ishola M, Durrington PN
4) PON1 status in haemodialysis patients and the impact of hepatitis C infection. Clin Biochem 40(9-10), p609-614 (2007)
Horoz M, Aslan M, Selek S, Koylu AO, Bolukbas C, Bolukbas FF, Celik H, Erel O.
5) Assessment of paraoxonase and arylesterase activities in patients with iron deficiency anemia. Atherosclerosis 191(2), p397-402 (2007) Aslan M, Kosecik M, Horoz M, Selek S, Celik H, Erel O.
6) Serum paraoxonase-1 activity in Helicobacter pylori infected subjects. Atherosclerosis 196(1), p270-274 (2008)
Aslan M, Nazligul Y, Horoz M, Bolukbas C, Bolukbas FF, Gur M, Celik H, Erel O
7) Oxidative stress and cardiovascular risk polymorphisms and functional activity with systemic relationship of Paraoxonase 1 (PON1) gene. JAMA 299(11),p1265-1276(2008) Tamali Bhattacharyya, Stephen J. Nicholls, Eric J. Topol, et al.