糖化ストレス/グリケーション
CML・Pentosidine・Glycoalbumin・Methylglyoxal |
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(本製品は研究用試薬です。) |
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【CML:主要な糖酸化生成物】 |
糖酸化生成物(glycooxidation)とは、AGEs(advanced glycation endproducts: 最終糖化反応生成物)の一種で、蛋白質が非酵素的な
糖修飾および酸化を受けることによって生じる生成物です。カルボキシメチルリジン:Nε-(carboxymethyl) lysine: CMLは、
糖化修飾された蛋白質Lys残基がスーパーオキサイドやヒドロキシラジカルにより酸化されることにより生じる糖酸化生成物で(左図)、
生体中で形成されるAGEsの中で最も多く存在することが報告されています。CMLは加齢に伴う皮膚コラーゲンへの蓄積など、
長期的な酸化ストレス蓄積の指標となるほか、アテローム性動脈硬化、糖尿病、アルツハイマー等との関連性が指摘されています。
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【HbA1cに代わる新しいグリケーションマーカー】 |
糖尿病患者における血糖値のコントロールは重要であり、糖化ヘモグロビン(HbA1c)は長期間の血糖値指標および
糖尿病患者における微小血管合併症のリスク評価に用いられています。近年、食後の急激な血糖値上昇は酸化ストレスと
それに伴う血管内皮障害によって引き起こされる、アテローム性動脈硬化病変の病理に重要な役割を果たすことが示唆され、
血清中の糖化アルブミン(グリコアルブミン/ Glyco Albumin:GA)は、HbA1cよりも短期間における血糖値の変動を反映する
優れたグリケーションマーカーとして注目されています。
・糖尿病における大血管合併症の発症には食後血糖値の変動が関与
・血清アルブミンはヘモグロビンに比べ糖化修飾を受けやすく、食後血糖値の変動を反映
・HbA1cに比べ、より短期間(ヒトにおける半減期17日)の血糖状態を反映
本キットは、血清、血漿、培養細胞を対象に、サンプル中の糖化アルブミン(グリコアルブミン)を
検出するELISAキットです。
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品名 |
商品コード |
仕様 |
価格 |
糖化アルブミン受託分析 |
ヒト血清or EDTA血漿/検体必要量:0.5mL |
840円(税別) |
マウス血清(最少検体数:10) ラット血清(最少検体数:10) |
16,500円(税別) 16,700円(税別) |
マウス糖化アルブミン測定キット |
KGA-210K |
測定波長450nm/96wells |
155,000円(税別) |
ラット糖化アルブミン測定キット |
KGA-051K |
測定波長450nm/96wells |
157,000円(税別) |
1.5-AG 受託分析 (1.5-アンヒドログルシトール) |
ヒト血清/検体必要量:0.5mL |
800円(税別) |
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【ご注意】本製品は研究用試薬です。研究以外の用途(臨床検査/診断/医療行為等)には使用できません。 |
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