ヒト酸化LDL自己抗体測定キット
Human ox-LDL autoantibody ELISA |
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(本製品は研究用試薬です。) |
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【LDL酸化のバイオマーカー】 |
(※製品の構成は写真と異なる場合があります) |
LDL(low density lipoprotein)は血液中においてコレステロール輸送を担っています。生体内において過剰なフリーラジカルが
発生するとLDLに含まれる脂質が酸化され、酸化LDLが形成されます。マクロファージは酸化LDLを取込むことで泡沫化し、
血管内皮細胞障害、アテローム性動脈硬化病変を引き起こすと考えられています。
酸化したLDLは免疫原性を示すことが知られており、実際、心血管疾患、糖尿病、間接リウマチ(RA)、
全身性エリテマトーデス(SLE)をはじめ種々の疾患において、酸化LDLに対する自己抗体が血清中に
検出されることが報告されています。
酸化LDLに対する自己抗体は、生体内におけるLDL酸化を反映する新しいバイオマーカーと考えられています。
本キットは、ヒト血清/血漿サンプルを対象に酸化LDL自己抗体を測定するサンドイッチELISAキットです。
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【製品仕様】 |
● 測定対象: |
EDTA血漿または血清(ヒト) |
● 測定原理: |
サンドイッチELISA法 |
● 所要時間: |
約3.5時間 |
● サンプル所要量: |
100μL/well(50000倍程度に希釈して測定) |
● テスト数: |
96 wells |
● 必要な器具: |
マイクロプレートリーダー(測定波長450nm)、8チャンネルピペット、
マイクロピペット(10~1000μL用)、遠心機(3000 x G)、マイクロプレート用振とう機
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● 保存条件: |
冷蔵(2~8℃) |
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品名 |
商品コード |
測定波長 |
価格(税込) |
ヒト酸化LDL自己抗体測定キット |
KLA-001D |
450 nm |
187,000円 |
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【製造元】:Immundiagnostik AG, Germany
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※製品の仕様、価格、操作方法等は予告なく変更される場合があります。
特に操作方法につきましては、ご使用前に商品同梱の使用説明書を必ずご確認ください。 |
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【ご注意】本製品は研究用試薬です。研究以外の用途(臨床検査/診断/医療行為等)には使用できません。 |
日研ザイル株式会社 日本老化制御研究所 〒437-0122 静岡県袋井市春岡710-1 TEL 0538-49-0125 FAX 0538-49-1267
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【キットの構成】 |
1)マイクロプレート: |
(8 wells *12本 分割式) |
使用直前に、希釈済み洗浄液にて5回洗浄して使用します。 |
2)スタンダード: |
4本(凍結乾燥品) |
再構成したのち、使用直前にサンプル希釈液で3倍系列希釈します。 |
3)コントロール: |
4本(凍結乾燥品) |
説明書に従って再構成して使用します。 |
4)洗浄液(x10): |
100mL x 2本 |
蒸留水にて10倍希釈して使用します |
5)コンジュゲート試薬: |
200μL x 1本 |
再構成したのち、使用直前に希釈済み洗浄液にて101倍希釈します。 |
6)サンプル希釈液: |
100mL x 2本 |
そのまま使用します |
7)TMB試薬: |
15mL x 1本 |
そのまま使用します |
8)反応停止液: |
15mL x 1本 |
そのまま使用します |
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【測定手順】 |
Step 1) |
キットを室温(18~26℃)に戻します。
マイクロプレートは使用する分だけ取り出し、残りは袋に戻し密閉保存します。 |
Step 2) |
サンプル希釈液による3倍系列希釈にてスタンダード(6レベル)を調製します。 |
Step 3) |
サンプル希釈液を用いてサンプルを希釈します(50000倍)。 |
Step 4) |
マイクロプレートに洗浄液を250μL/ウェル分注、洗浄します。 |
Step 5) |
上記洗浄操作を5回繰り返し、最後にペーパータオルに叩きつけて水をよく切ります。 |
Step 6) |
マイクロプレートにサンプル/スタンダード/コントロールを100μL分注します。 |
Step 7) |
プレートをしっかりシールして、室温にて2時間振とうします。 |
Step 8) |
反応液を捨て、洗浄液 250μL/wellにて5回洗浄します。 |
Step 9) |
希釈済みのコンジュゲート試薬を100μL/well分注します。 |
Step 10) |
プレートをしっかりシールして、室温にて1時間振とうします。 |
Step 11) |
反応液を捨て、洗浄液 250μL/wellにて5回洗浄します。 |
Step 12) |
TMB試薬を100μL/wel分注し、室温暗所にて10~20分インキュベートします。 |
Step 13) |
反応停止液を50μL/well分注し、450nmにおける吸光度を測定します(吸光度が高い場合は405nmでも可)。 |
※製品の仕様、操作方法等は予告なく変更される場合があります。
特に操作方法につきましては、ご使用前に商品同梱の使用説明書を必ずご確認ください。 |
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