ホーム > 製品情報 タンパク質酸化損傷マーカー > 抗ジブロモチロシンモノクローナル抗体 Rev.131017
タンパク質酸化損傷マーカー
Biomarkers for protein oxidation. oxidative stress 酸化ストレス
抗ジブロモチロシンモノクローナル抗体
Anti dibromotyrosine/ dialogenated tyrosine antibody.
(本製品は研究用試薬です。)
【新しいタンパク質酸化マーカー】
好中球、好酸球は生体内において炎症やアレルギー反応に重要な役割を果たしています。 好中球ミエロペルオキシダーゼ (MPO)や好酸球ペルオキシダーゼは過酸化水素と臭素の存在下で次亜臭素酸 (hypobromous acid: HOBr)を形成します。

こうした活性ハロゲン種は、核酸、タンパク質、脂質に結合して、ハロゲン化修飾物を形成することが知られており、 炎症性疾患における組織障害に深く関わっていると考えられます。

ジブロモチロシン(3,5-dibromotyrosine: DiBrY)とは、チロシン残基の3、5位にBrが結合して出来る酸化損傷生成物であり、 好中球ペルオキシダーゼ(EPO)による主要生成物であることから、炎症、アレルギーに関連した新しい組織障害マーカーとして 期待されています。
【ジハロゲン化チロシンを広範囲に認識】
本製品は名古屋大学 大澤教授、兵庫県立大学 加藤助教授らのグループにより開発されたモノクローナル抗体です。3,5-ジブロモチロシン、3,5-ジクロロチロシンおよび3,5-ジヨードチロシンに反応することから、本抗体は3位と5位が ハロゲン修飾されたジハロチロシンを認識することが示されています。
【チロシンの酸化損傷模式図】
チロシン残基は、タンパク質酸化における主要ターゲットの一つであり、関与する活性分子種の種類により ニトロチロシン、ジチロシン、ハロゲン化チロシンなど多様な修飾物が生成されることが知られています。例えばハロゲン化修飾物に着目することで、特定の要因(好中球MPO、好酸球EPO)に起因する酸化ストレスを検出できると考えられます。

本抗体はジブロモチロシンおよびジクロロチロシンといったジハロゲン化チロシンを広範囲に認識することから、好中球、好酸球の関与する組織 障害マーカーとしての利用が期待されています。
【ハロゲン化チロシンの関連する疾患】
● 嚢胞性繊維症: VD Vliet, et.al.: Myeloperoxidase and protein oxidation in cystic fibrosis. Am J Physiol Lung Cell Mol Physiol. 279, L537-L546 (2000)
● アテローム性動脈硬化: Hazen SL: 3-chlorotyrosine, a specific marker of myeloperoxidase ? catalyzed oxidation, is markedly elevated in low density lipoprotein isolated from human atherosclerotic intima.J Clin Invest 99, p2075-2081 (1997)
● 敗血症モデル: Gaut JP, et.al.: Neutrophils employ the myeloperoxidase system to generate antimicrobial brominating and chlorinating oxidants during sepsis. PNAS 98, p11961-11966 (2001)
● 喘息: Wu W, et. al.: Eosinophils generate brominating oxidants in allergen - induced asthma.J Clin Invest 105, p1455-1463 (2000)
【製品仕様】
● 製法: 3,5-dibromotyrosine修飾KLH(keyhole limpet hemocyanin)を免疫原として用い、マウスよりハイブリドーマを作製。得られた腹水よりprotein Aにて精製。
● 形状: 凍結乾燥品(指定量の蒸留水にて再構成して使用します。)
● サブクラス: Mouse IgG, clone 3A5
● 特異性: dibromotyrosine (DiBrY), N-acetylated dichloro tyrosine (NAcDiClY), diiodo tyrosine (DiIY), N-bromosuccinimide-treated BSA, HOCl-treated BSA および dibromo-tyrosone conjugated BSAに反応します(3,5位がハロゲン修飾されたチロシン残基を認識します。
dityrosine-conjugated BSA, peroxynitrite-treated BSA, tyrosine (Y), chrolotyrosine(ClY), 3-3’-dityrosine (DiY), 3-aminotyrosine (NH2Y), 3-nitrotyrosine (NO2Y), phenylalanine (Phe), o-phosphotyrosine, 3,4-dihydroxyphenylacetic acid (DOPA) および 2-hydroxy-4-phenylacetic acid.に対する交差反応試験済み。 Bromotyrosine (BrY) とは僅かに反応します。
● 用途: 免疫組織染色、ウェスタンブロッティング等
● 保存条件: 凍結保存(-20℃以下)
● 有効期限: 製造後5年間(未開封、-20℃以下にて保存)
【参考文献】
1) Y Kato, Y Kawai, H Morinaga, H Kondo, N Dozaki, N Kitamoto and T Osawa.
Immunogenicity of a brominated protein and successive establishment of a monoclonal antibody to dihalogenated tyrosine. Free Rad Biol Med, 38, p24-31 (2005)
2) Wu W, Chen Y, d'Avignon A, Hazen SL.
3-Bromotyrosine and 3,5-dibromotyrosine are major products of protein oxidation by eosinophil peroxidase: potential markers for eosinophil-dependent tissue injury in vivo. Biochemistry.38(12):3538-48 (1999)
品名 商品コード 内容量 価格
抗ジブロモチロシンモノクロナール抗体 MBY-020P 20μg 24,000円(税別)
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