抗ジブロモチロシン抗体を使用した免疫組織染色プロトコルをご紹介いたします。
実施にあたっては実際にご使用になるサンプルに合わせて実験条件をご検討ください。 |
● 固定: |
中性ホルマリン固定、3um切片作製 |
● 脱パラフィン処理: |
脱パラフィン、親水化は一般的な方法にて実施してください。
(賦活化処理・オプション※)0.01Mクエン酸緩衝液(pH6.0)中でマイクロウェーブ処理5分。 |
● ブロッキング: |
Normal rabbit serum (DAKO) in 1%BSA/PBSで30分ブロッキング。 |
● 反応条件: |
抗ジブロモチロシン抗体(クローン3A5)10 ug/ml程度、4℃、一晩。 |
● 2次抗体: |
ビオチン化2次抗体(DAKO)
ABC試薬:ABC-AP Kit (Vectastain)
発色:Alkaline Phosphatase Kit(Vector) |
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※オプションで示している賦活化処理は、染色しにくい組織、バックグラウンドがあがる組織場合にお試しください。
(プロトコル情報: 兵庫県立大学 加藤陽二先生にご提供いただきました。深く御礼申し上げます。) |
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【参考文献】 |
1) |
Kato Y, Kawai Y, Morinaga H, Kondo H, Dozaki N, Kitamoto N, Osawa T.
Immunogenicity of a brominated protein and successive establishment of a monoclonal antibody to dihalogenated tyrosine.
Free Radic Biol Med. 38(1), p24-31(2005) |
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