ホーム > 製品情報 抗酸化/酵素測定キット |
本試薬は、ビタミンC、グルタチオンといった水溶性抗酸化物質だけでなく、ビタミンEなど脂溶性抗酸化物質を
幅広く検出します。血清抗酸化能の測定から、食品の抗酸化性評価まで幅広い用途にご利用いただけます。食品サンプルでは、特に赤ワイン・
紅茶・コーヒー等の飲料サンプルの評価に適しています。
|
本試薬は食品の抗酸化性、特に食用油の抗酸化性を銅イオンの還元反応(Cu++⇒Cu+)を
利用し、短時間(約10分)で簡便に測定するものです。食用油や油脂成分を多く含む食品、化粧品原料、脂溶性抗酸化物質の抗酸化性評価に
ご利用いただけます。
|
抗酸化物質の測定法にはORAC(oxygen radical absorption capacity assay)やFRAP(ferric reducing antioxidant power)をはじめ
数多くの手法が考案されています。活性酸素/フリーラジカルには、スーパーオキサイドアニオン、過酸化水素、次亜塩素酸、ヒドロキシラジカル、
ペルオキシルラジカル、パーオキシナイトライト等があり、抗酸化物質との反応性は、ラジカルの分子種によってそれぞれ異なります。
このため、抗酸化物質の「抗酸化性」は測定法によって異なる場合があり、より正確に抗酸化性を評価するためには、複数の測定法で
検証することが重要と考えられます。本キットは、ペルオキシルラジカルに対するトラッピング活性
(Total Radical-Trapping Antioxidant Parameter: TRAP)を指標として抗酸化性を検出します。
|
スーパーオキサイドアニオンは、呼吸鎖における電子伝達過程や、好中球、マクロファージの活性化において 発生するフリーラジカルであり、
DNA、蛋白質、脂質などの生体分子を酸化させることが知られています。スーパーオキサイドジスムターゼ(super oxide dismutase: SOD)は
スーパーオキサイドアニオンを分解する酵素であり、 活性酸素に対する生体防御において重要な役割を果たしていると考えられます。
本キットは、ヘマトキシリンの自動酸化抑制反応によりスーパーオキサイドの消去活性を測定するキットです。
|
カタラーゼ(catalase)は生体内において過酸化水素の分解する機能を担っており、2分子の過酸化水素を、2分子の水と1分子の酸素に
分解します(不均化反応)。カタラーゼは殆ど全ての好気性生物に存在することから、活性酸素から生体を守る上で最も重要な抗酸化酵素の
一つであると考えられています。
|
グルタチオンペルオキシダーゼ(glutathione peroxidase: GPx)は活性中心にセレンを有する酵素で、グルタチオン(GSH)の存在下で
過酸化水素(H2O2)を水に還元するほか、過酸化脂質(LOOH)を還元する機能を有し、
また近年、高齢者(女性)において加齢に伴い全血中のGPx活性が低下することが報告されています。
生体内において重要な抗酸化作用を担っていると考えられています。本キットはPagliaらにより報告された測定法を応用したもので、
340nmにおける吸光度(NADPH)の低下を測定することで、GPxの酵素活性を高感度に検出します。
|
グルタチオンは細胞内における主要な抗酸化物質であり、その殆どが還元型で存在しています。
グルタチオンレダクターゼ(glutathione reductase: GR)はグルタチオンを酸化型から還元型に変換する作用を持ち
生体内における抗酸化防御に重要な役割を果たしていると考えられています。
本製品は組織ホモジネート、細胞懸濁液中のグルタチオンレダクターゼの活性を測定するキットです。
|
グルタチオン(glutathone: GSH: γ-glutamylcysteinylglycine)はペプチド性のチオールであり、細胞内における主要な抗酸化成分です。
また細胞内における毒物/薬物の細胞外への輸送、抗酸化防御、放射線防護、蛋白質フォールディングの促進に関わっていることが知られています。
本製品はサンプル中のトータルグルタチオン(酸化型 + 還元型)を測定するキットです。また、サンプルを予め4-vinylpyridineで
処理することで、酸化型グルタチオン(GSSG)のみを検出、酸化型(GSSG)と還元型(GSH)の比率を評価することも可能です。
|
本キットはヒトおよび動物由来の血漿ビタミンC濃度を測定します。血液中においてビタミンCはアスコルビン酸およびデヒドロアスコルビン
酸の形で存在しますが、本キットでは測定前に全てデヒドロアスコルビン酸に変換して測定しますので、アスコルビン酸+デヒドロ
アスコルビン酸のトータル量を測定します。
|
Myeloperoxidase (MPO)は好中球に多く含まれ、バクテリア感染における生体防御に深く関わっています。
MPOは、過酸化水素とハロゲンの共存下で、次亜塩素酸や次亜臭素酸といった強力な活性種を生成することで、生体内に侵入した微生物を
排除することが知られています。また、MPOはアテローム性動脈硬化病変、肺がん、アルツハイマー、多発性硬化症との関わりも報告されています。
MPOはアテローム性動脈硬化病変部位に 存在し、炎症と心血管疾患の発症メカニズムに関わっていることが報告されています。
本キットは抗ヒトMPO抗体を使ったサンドイッチELISA法により、血清MPOを測定します。 |
【ご注意】 | 弊社の提供する試薬、受託分析サービス等は全て研究用です。研究以外の用途(臨床検査/診断/医療行為等)には使用できません。 |
|