グリケーション/糖質酸化/抗糖化（酸化ストレスマーカー）: 日本老化制御研究所。生体構成成分の一つである糖質も活性酸素/フリーラジカルにより酸化されます。代表的なものはAGE：メイラード反応後期生成物 還元糖のアルデヒドとアミノ酸が反応してできるアマドリ転移生成物を介し、最終生成物として形成されます。PentocidineペントシジンCMLカルボキシメチルリジンなど。抗糖化への応用。

近年、食後の急激な血糖値上昇は酸化ストレスと、それに伴う血管内皮障害によって引き起こされる、 アテローム性動脈硬化病変の病理に重要な役割を果たすことが示唆され、 血清中の糖化アルブミン（グリコアルブミン/ Glyco Albumin:GA）は、HbA1cよりも短期間における血糖値の変動を反映する 優れたグリケーションマーカーとして注目されています。 本キットは、ラット血清、血漿、培養細胞を対象に、サンプル中の糖化アルブミン（グリコアルブミン）を 検出するELISAキットです。マウス用キットも入手可能です。

カルボキシメチルリジン：N^ε-(carboxymethyl) lysine: CMLは、 糖化修飾された蛋白質Lys残基がスーパーオキサイドやヒドロキシラジカルにより酸化されることにより生じる糖酸化生成物で、 生体中で形成されるAGEsの中で最も多く存在することが報告されています。CMLは加齢に伴う皮膚コラーゲンへの蓄積など、 長期的な酸化ストレス蓄積の指標となるほか、アテローム性動脈硬化、糖尿病、アルツハイマー等との関連性が指摘されています。

Methylglyoxal（MG）は メイラード反応（glycation）生成物であり、 蛋白質と反応してAGE（Advanced Glycation End products）を形成します。MGは蛋白質のアルギニン残基と反応してArgpyrimidineをはじめ 多様な付加体を形成することが知られています。