No. |
【タイトル】 |
【内容】 |
1 |
尿検体の補正について: |
尿中マーカーの補正法は、クレアチニン補正、生成速度補正、24時間蓄尿があります。
随時尿の場合は、クレアチニン補正が用いられることが多いですが、クレアチニン排出量は筋組織と腎機能に依存しますので
運動に関連する試験や、筋組織、腎機能に異常のある方には適さない場合があります。この場合には生成速度補正、または
24時間蓄尿を選択します。生成速度補正につきましては、
こちらをご参照ください。 |
2 |
検体最少量について: |
尿中イソプラスタン分析の検体最少量は0.4mLです。このうち、0.2mLはクレアチニン測定に使用しますので、
クレアチニン測定が不要の場合には、0.2mLあれば測定可能です。げっ歯類など、検体量の確保が難しい場合には、希釈測定にて
対応いたしますが、希釈する分、検出下限以下になる可能性が高まります。希釈測定する場合でも、50μL以上での提出を
お奨めします。尚、規定量(5mL)未満にてご提出いただいた場合には、異常値等の場合でも再検ができないため、
ご報告地がOVERや検出下限以下、あるいは検出不可になる可能性もあります。予めご了承ください。
|
3 |
防腐剤等の添加について: |
尿検体には、防腐剤や酸、有機溶剤等を添加しないでください。正しく測定できない可能性があります。 |
4 |
種依存性について: |
尿中イソプラスタンは、ヒトをはじめげっ歯類、畜産分野など、動物種に関わらずご利用いただけます。種差が大きいため
基準値、参考値はありません。また同一系統の実験動物でも、飼料など飼育条件、ストレス等の要因により尿中濃度が
大きく異なる場合があります。 |