【血管内皮増殖因子(Vascular Endothelial Growth Factor:VEGF)とは?】
血管内皮増殖因子(VEGF)とは、血管内皮細胞に特異的に作用する増殖因子であり、
血管内皮細胞の増殖、遊走を促進、血管新生やリンパ管新生の促進作用、血管透過性の亢進作用を示します。
種々の疾患、とりわけ、悪性腫瘍、糖尿病網膜症、加齢黄斑変性、関節リウマチ、動脈硬化症など、
血管新生が重要な役割を果たす各種疾患との関連性が報告されています。
近年では、虚血性疾患における血管新生促進による血流回復作用、創傷治癒への関与が注目されているほか、
VEGF中和抗体の臨床応用も検討されています。
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項目名 |
検体の種類 |
動物種 |
保存 方法 |
検査 方法 |
検査 施設 |
検査費用 (税込) |
備考 |
血管内皮増殖因子(VEGF) |
EDTA血漿 0.5mL |
ヒト |
凍結 |
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S |
9,900円 |
参考値: 単位: 容器:血清血漿用スピッツ 納期:2〜3週間 |
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※上記検査項目につきましては予告なく改廃される場合があります。ご注文の際には、予め弊社担当者まで仕様、価格、納期をご確認ください。
※上記費用はヒト検体を対象としたものです。
上記以外の動物種につきましても、対応できる場合があります。個別にご相談ください。
※上記以外の検体種(唾液、髄液、卵胞液、組織、培養細胞、培養上清など)
につきましても、対応できる場合があります。個別にご相談ください。
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技術情報 |
No. |
【タイトル】 |
【内容】 |
1 |
ヒト血清について: |
検体はEDTA血漿を基本としますが、血清でも測定は可能です。
血清測定値は血漿測定値よりも高値傾向を示す場合がありますので、
ご注意ください。 |
2 |
アイソフォームについて(ヒト): |
ヒトVEGFにはスプライシングの位置により、アミノ酸の数が
121, 145, 165, 183, 189, 206のアイソフォームが存在します。
量的に最も多いのはVEGF165であり、本測定系ではVEGF165
を検出します。
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3 |
動物種について: |
VEGFのアミノ酸配列には種差があります。
マウスVEGF120/164、ラットVEGF164、ブタVEGFは
ヒト用の測定系に反応しませんが、イヌおよびネコVEGFにつきましては
6〜8割程度の交差反応性を示します。
ヒト以外の動物種に
つきましては、専用キットを用いて測定します。価格、納期につきましては
ヒト用とは異なりますので、弊社検査担当者までお問合せください。
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