ホーム > 製品情報 脂質酸化損傷マーカー > 抗4-HNEモノクローナル抗体 [印刷用] Rev.131017
脂質酸化損傷マーカー 過酸化脂質 Biomarkers for lipid peroxidation. oxidative stress 酸化ストレス
抗4-HNEモノクローナル抗体 抗4-HNEモノクローナル抗体
(本製品は研究用試薬です)
【4-ヒドロキシノネナール:4-HNEとは】

4-hydroxy-2-nonenal の分子構造
食品や生体においては多種多様の過酸化脂質分解物が生成します。4-ヒドロキシ-2-ノネナール(4-HNE)は その生成量、反応性、生理作用などから最も代表的な酸化ストレス産物と言えます。本抗体は4-HNE修飾蛋白質を特異的に認識するので生体内の 蛋白質に付加した4-HNEの免疫化学的検出が可能になり、酸化ストレス病態の解析に有用です。抗4-HNEモノクローナル抗体は、 医学・薬学・食品化学など広範な分野の研究にご利用頂けます。
High-power view of colorectal carcinoma cells. Adenocarcinoma (arrows→) and nontumorous epithelial cells (star☆;×240). (S. Kondo et al. Free Radical Biology & Medicine 27 pp401-410, 1999)
【製品仕様】
製法: 4-HNE修飾KLH(keyhole limpet hemocyanin)を免疫原として用い、マウスよりハイブリドーマを作製。
得られたハイブリドーマを用いて腹水を調製し、硫酸アンモニウム塩析法により分画精製した。
形状: 凍結乾燥品(指定量の蒸留水にて再構成して使用します。)
サブクラス: Mouse IgG, clone HNE-J2
特異性: 以下のアルデヒド修飾タンパク質について交差試験済み(交差性なし):
2-nonenal, 2-hexenal, 1-hexanal, 4-hydroxy-2-hexenal, formaldehyde, glutaraldehyde.
阻害試験により、4-HNE-histidineは4-HNE-lysine、4-HNE cysteinと比較して強い親和性を示すことが確認されています。
用途: 免疫組織染色(使用例:25μg/mL)、ウェスタンブロッティング(使用例:15μg/mL)
保存条件: 凍結保存(-20℃以下)
有効期限: 製造後5年間(未開封、-20℃以下にて保存)
【参考文献】
免疫組織染色:
T.Tanaka, Y.Nishiyama, K.Okada, K.Hirota, M.Matsui, J.Yodoi, H.Hiai, and S.Toyokuni:
Induction and nuclear translocation of thioredoxin by oxidative damage in the mouse kidney: independence of tubular necrosis and sulfhydryl depletion. Lab. Invest. 77(2), p145-155 (1997)
ウェスタンブロッティング:
S.Toyokuni, N.Miyake, H.Hiai, M.Hagiwara, S.Kawakishi, T.Osawa and K.Uchida:
The monclonal antibody specific for the 4-hydroxy-2-nonenal histidine adduct.
FEBS Lett. 359, p189-191 (1995)
品名 商品コード 内容量 価格(税込)
抗4-HNE モノクローナル抗体 MHN-100P 100μg 77,000円
抗4-HNE モノクローナル抗体 MHN-020P 20μg 19,800円
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