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脂質酸化損傷マーカー
Biomarkers for lipid oxidation. 酸化ストレス研究用試薬
oxidative stress 酸化ストレス
マウス酸化LDL測定キット mouse oxidized LDL (ox-LDL) ELISA kit. マウス酸化LDL測定キット mouse oxidized LDL (ox-LDL) ELISA kit.
(本製品は研究用試薬です)
【代表的な血中脂質過酸化マーカー】
LDL(low density lipoprotein)は血液中においてコレステロール輸送を担っています。生体内において過剰なフリーラジカルが 発生するとLDLに含まれる脂質が酸化され、酸化LDLが形成されます。通常、LDLはLDL受容体を通じて肝臓に取り込まれますが、 酸化したLDLは、LDL受容体ではなく、スカベンジャー受容体を通してマクロファージに取り込まれるようになります。 LDLを多量に取り込んだマクロファージは泡沫化し、血管内皮細胞障害、アテローム性動脈硬化病変を引き起こすと考えられています。

本キットは、マウス血清/血漿サンプルを対象に酸化LDLを測定するサンドイッチELISAキットです。
プレートには予め酸化LDLに対する抗体がコーティングされており、サンプル及びキャリブレーターの酸化LDLが トラップされます。ビオチン標識した抗-酸化LDL抗体、続いてアビジン標識したHRPを反応させ、最後にTMBによる 発色反応を用いて検出します。
【製品仕様】
測定対象: マウス血清/血漿中の酸化LDL
測定原理: サンドイッチELISA法
測定レンジ: 31.2~2000 pg/mL
所要時間: 約4.5時間
サンプル所要量: 20μL(1000倍希釈したものを100μl/well使用します)
テスト数: 96 wells
必要な器具: マイクロプレートリーダー(測定波長450nm)、8チャンネルピペット、 マイクロピペット(10~1000μL用)、エッペンチューブ等(キャリブレーター、サンプルの希釈に使用)、 生理的リン酸緩衝液(0.01M, pH7.0~7.2)
保存条件: 凍結(≦-20℃)
マウス酸化LDL/ox-LDL測定ELISAキット
【キットの構成】
1)マイクロプレート: (8 wells *12本 分割式) 凍結保存
2)キャリブレーター: 2本(4000 pg/mL) 凍結保存。キャリブレーター希釈液 1mLにて溶解後、1/2系列希釈して使用します。
3)キャリブレーター希釈液: 20 mL x 1本 そのまま使用します
4)検出試薬A: 120 μL x 1本 凍結保存。使用直前に希釈液Aにて100倍希釈します。
5)検出試薬B: 120 μL x 1本 凍結保存。使用直前に希釈液Bにて100倍希釈します。
6)希釈液A: 12 mL x 1本
7)希釈液B: 12 mL x 1本
8)TMB試薬: 9 mL x 1本 そのまま使用します
9)反応停止液: 6 mL * 1本 そのまま使用します
10)洗浄液(30倍濃縮): 20 mL * 1本 蒸留水にて30倍希釈(例:20mL + 580mL)します
※操作方法等は予告なく改訂される場合があります。ご使用前に商品同梱の使用説明書を必ずご確認ください。
マウス酸化LDL/ox-LDL測定ELISAキット
【測定手順】
Step 1) キットを室温(18~25℃)に戻します。 マイクロプレートは使用する分だけ取り出し、残りは袋に入れ、直ちに冷凍保存します。
Step 2) キャリブレーターを調製します。キャリブレーターをキャリブレーター希釈液1.0mLにて溶解します(4000 pg/mL)。
キャリブレーター希釈液を用いて1/2希釈系列を作成します。調製する濃度は、2000、1000、500、250、125、62.5、31.2 および 0 pg/mLです。
Step 3) サンプルを調製します。血清/血漿サンプルの場合にはPBSにて1000倍希釈します。
尚、サンプル中の酸化LDL濃度によって、希釈率の調整が必要になる場合があります。
例)血清20μL + PBS 180μLを混合 ⇒ 10μLを分取しPBS 990μLと混合
Step 4) マイクロプレートにサンプル/スタンダードを100μL分注します(N=2を推奨)。
Step 5) プレートをしっかりシールして、室温にて2時間インキュベートします。
Step 6) 反応液を捨てます。 【注意】洗浄しないでください
Step 7) 検出試薬Aを調製し、100μL/well分注します。
Step 8) プレートをしっかりシールして、室温にて1時間インキュベートします。
Step 9) 反応液を捨て、洗浄液 350μL/wellを入れ1~2分静置、3回洗浄します。
Step 10) 検出試薬Bを調製し、100μL/well分注します。
Step 11) プレートをしっかりシールして、室温にて30分間インキュベートします。
Step 12) 反応液を捨て、洗浄液 350μL/wellを入れ1~2分静置、3回洗浄します。
Step 13) TMB試薬を 90μL/wel分注し、37℃暗所にて15~25分インキュベートします。
Step 14) 反応停止液を50μL/well分注し、450nmにおける吸光度を測定します。
マウス酸化LDL/ox-LDL測定ELISAキット
品名 商品コード 測定波長 価格
マウス酸化LDL測定キット KLD-067K 450 nm

【製造元】:Kamiya Biomedical Company, U.S.A.

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マウス酸化LDL/ox-LDL測定ELISAキット
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