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酸化ストレスマーカー技術情報
Technical support for oxidative stress biomarkers (8-OHdG/8-oxo-dG)  
こちらでは酸化ストレスマーカーの技術情報、学術情報をご紹介しております。皆様のご研究に役立てて頂ければ 幸いです。
またよろしければ、学会や論文等で発表された内容をご紹介頂ければ大変ありがたく思います。
ご質問・コメントなどお気軽にお送り頂けると助かります。 biotech@jaica.comまでお気軽にお知らせください。
対象となるマーカーも徐々に増やしていきたいと思います。どうぞよろしくお願い申し上げます。

弊社は本ホームページおよび製品、添付文書等を作成するにあたり細心の注意を払っておりますが、これらによる損害が万一発生した場合でも、 弊社は責を負いませんので予めご了承ください。また、製品の価格、仕様、試薬構成、測定手順等は、製造元の都合により予告無く変更される 場合があります。
分類 製品名 (下記をクリック)


New/高感度8-OHdG Check 技術情報 文献
抗8-OHdGモノクローナル抗体 技術情報 文献
抗TGモノクローナル抗体 技術情報 文献




ヘキサノイルリジン(HEL)測定キット 技術情報 文献
抗HELモノクローナル抗体 技術情報 文献
抗4-HNEモノクローナル抗体 技術情報 文献
尿中イソプラスタン測定キット 技術情報 文献
血清イソプラスタン測定キット 技術情報 文献
マロンジアルデヒド(MDA)測定キット 技術情報 文献
マロンジアルデヒド(MDA)ELISA測定キット 技術情報 文献
抗マロンジアルデヒド(MDA)抗体 技術情報 文献
ヒト酸化LDL 測定キット 技術情報 文献
ヒト酸化LDL 自己抗体測定キット 技術情報 文献
抗ヒト酸化LDL抗体 技術情報 文献
抗アクロレイン(ACR)抗体 技術情報 文献
抗4-HHEモノクローナル抗体 技術情報 文献
抗クロトンアルデヒド(CRA)抗体 技術情報 文献
抗7ケトコレステロール(7-KC)抗体 技術情報 文献
アクロレイン測定用ELISAキット(販売終了) 技術情報 文献

抗Nε-(carboxymethyl)lysine: CML抗体 技術情報 文献
抗メチルグリオキザール(MG)抗体 技術情報 文献




カルボニル化蛋白測定キット 技術情報 文献
カルボニル化蛋白測定キット(ヒト/動物用) 技術情報 文献
ヒト血清 カルボニル化蛋白質 測定キット 技術情報 文献
タンパク質過酸化物(AOPP)測定キット 技術情報 文献
血漿ニトロチロシン(NT)測定キット 技術情報 文献
ニトロチロシン(NT)測定キット 技術情報 文献
抗ニトロトリプトファン(NW)モノクローナル抗体 技術情報 文献
ジチロシン(DT)測定キット 技術情報 文献
抗ジチロシン(DT)モノクローナル抗体 技術情報 文献
抗ジブロモチロシン(DiBrY)モノクローナル抗体 技術情報 文献
分類 製品名 (下記をクリック)









SOD活性測定キット(比色法) 技術情報 文献
ヒトCu/Zn-SOD ELISAキット(SOD1) 技術情報 文献
ヒトMn-SOD ELISAキット(SOD2) 技術情報 文献
ヒトec-SOD ELISAキット(SOD3) 技術情報 文献
カタラーゼ活性測定キット(CAT) 技術情報 文献
グルタチオンペルオキシダーゼ(GPx)測定キット 技術情報 文献
グルタチオンレダクターゼ(GR)測定キット 技術情報 文献
ヒト細胞質GPx ELISAキット 技術情報 文献
GST-π測定キット 技術情報 文献
血清ミエロペルオキシダーゼ(MPO)測定キット 技術情報 文献
尿中ミエロペルオキシダーゼ(MPO)測定キット 技術情報 文献
血清MPO活性測定キット 技術情報 文献
PMNエラスターゼ測定キット 技術情報 文献









パラオキソナーゼ(arylesterase活性)測定キット 技術情報 文献
パラオキソナーゼ(paraoxonase活性)測定キット 技術情報 文献
チオレドキシン活性測定キット 技術情報 文献
ヒト チオレドキシンI ELISAキット 技術情報 文献
ヒト チオレドキシン還元酵素I ELISAキット 技術情報 文献
ペルオキシレドキシン活性測定キット 技術情報 文献
ヒト ペルオキシレドキシンI ELISAキット 技術情報 文献
ヒト ペルオキシレドキシンIII ELISAキット 技術情報 文献
チオールステータス測定キット 技術情報 文献
ヒト ミオスタチン測定キット 技術情報 文献



抗酸化能測定キット「PAO/PAO-U」 技術情報 文献
抗酸化能測定キット(油脂用)「PAO-SO」 技術情報 文献
グルタチオン測定キット 技術情報 文献
ビタミンC測定キット 技術情報 文献
ペルオキシルラジカル消去活性測定キット 技術情報 文献

14,15-DHET測定キット(高血圧研究マーカー) 技術情報 文献
     
     
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New/高感度 8-OHdG Check
No. 【タイトル】 【内容】
1 適用可能な動物種 Q:このELISAキットの測定対象動物は何ですか?
A:ヒト・マウス・ラット・スナネズミ・ウサギ・イヌ・ウシ・ウマなど殆どの動物種に適用可能です。 細胞や不溶物を必ず除去してから測定してください。尿サンプルの場合には出来ればPBSで数倍〜10倍程度に希釈してから 測定すると良好な結果が得られます。尿サンプルには「New 8-OHdG Check」が適しています。血清や血漿の場合には 前処理をしてから「高感度8-OHdG Check」にて測定します。
2 サンプル希釈剤 Q:サンプルの希釈液には何を用いたら良いのでしょうか?
A:生理的リン酸緩衝液(PBS)が最適です。ヒト尿の場合は「New 8-OHdG Check」では原液のまま 測定可能ですが患者尿や、摂取試験等を実施されている場合にはPBSにて2〜4倍して測定されることをお奨めします。
3 尿サンプルの保存安定性 Q:尿サンプルの保存方法、安定性について教えてください。
A:8-OHdGは化学的に比較的安定な物質です。尿サンプルの保存は室温で3日以内、冷蔵で1週間以内、 ただし微生物の繁殖のないことが必要です。微生物抑制のために塩酸等を添加した場合には、測定前にpHを 中性付近に 戻してから測定してください。
凍結保存の場合は長期保存が可能です。凍結した尿サンプルを溶解すると不溶物が 析出することがあります。このような場合には軽く遠心して不溶物を必ず除去してから測定してください。

文献では-80℃保存では少なくとも2年間安定であることが示されています。
Y Matsumoto, et.al., J Occup Health 50, p366-372 (2008)

健常者由来尿サンプルについて凍結融解を3回繰り返しても、有意な変化はありません。
Y Matsumoto, et.al., 労働安全衛生研究 2(2), p79-84 (2009)
4 測定可能なサンプル Q:尿や血清以外に8-OHdGを測定できますか?
A:これまでに腹水、人工透析液などに適用されています。基本的には血清の場合と同様の前処理が必要です。 また、最近では唾液中の8-OHdGへの適用例があるようです。DNAを抽出すれば末梢血白血球、精子、各種臓器、培養細胞などでも 測定可能です。
【参考文献】:
New biomarker evidence of oxidative DNA damage in whole saliva from clinically healthy and periodontally diseased individuals. J Periodontol. 2002 May;73(5):551-4. M Takane, et. al.
歯周炎患者の治療前後における唾液中8-OHdGレベルを比較。
5 尿中8-OHdGの平均値
(健常ヒト)
・濃度平均値 13.6 ng/mL(男性250名)10.3 ng/mL(女性250名)
・生成速度による補正平均値 8.6 ng/kg/h(男性250名 + 女性250名)
・クレアチニン補正平均値 8.4 ng/mg CRE
※生成速度やクレアチニンで補正をすると性別による8-OHdG差が無くなります。
【出典】:社内データ

また、11歳以下の小児において、尿中8-OHdG濃度が有意に高値を示すことが報告されています。 H Tsukahara: Curr Med Chem 14(3), p339-351(2007)
6 尿のサンプリング方法
(ヒト)
随時尿の8-OHdG濃度には、個人差、日内変動、性差などが影響しますので、適切なサンプリング法と 補正によって精度の高いデータを得ることができます。 尿のサンプリング法および補正方法をまとめた資料を ご用意しております。
⇒詳細はこちらをご参照ください。

【クレアチニン補正の注意点】:
運動と酸化ストレスとの関係を研究する場合にはクレアチニン補正は適しません。特に激しい運動を伴う場合には、 尿中8-OHdGの排出量が増加しますが、同時に尿中クレアチニン排出量も増加するためです。長距離ランナーを対象にした 2論文をご紹介いたします。

1) Effect of repeated exercise on urinary 8-hydroxy-deoxyguanosine excretion in humans. Free Radic Res. 1997 Jun;26(6):507-14. Okamura K, et. al.
トレーニングを積んだ長距離ランナー。8日間のキャンプ前後の尿中8-OHdGを検討。 尿中8-OHdGは対照期間265.7±75.5 pmol/kg/日⇒キャンプ終了時335.6±107.4。有意差あり。

2) Habitual long-distance running does not enhance urinary excretion of 8-hydroxydeoxyguanosine. Eur J Appl Physiol Occup Physiol. 1997;75(5):467-9. Pilger A,et. al.
長距離ランニングによる尿中8-OHdGへの影響を調査。尿中8-OHdGは0.12〜6.45μmol/mol CRE。 クレアチニン補正では有意差が出ない。

【随時尿と24時間蓄尿の選択について】:
尿中8-OHdGの測定では、サンプリング方法(24時間蓄尿/随時尿)と補正法(クレアチニン補正/排出量補正)の 選択が重要とされています。例えば健常者(喫煙者/非喫煙者)を対象にした補正方法の比較試験では、下記のような 結果となっております。24時間蓄尿では有意差が検出されるケースでも、随時尿を使った測定では 有意差が検出されないことがあるようです。研究目的に応じてご検討ください。
・24時間蓄尿をクレアチニン補正: 喫煙者の尿中8-OHdGは有意に高値(p < 0.01)
・24時間蓄尿を排出量補正: 喫煙者の尿中8-OHdGは有意に高値(p < 0.05)
・随時尿をクレアチニン補正: 両群で有意差なし。
参考文献:Urinary excretion of 8-hydroxy-2'-deoxyguanosine measured by high-performance liquid chromatography with electrochemical detection. J Chromatogr B Analyt Technol Biomed Life Sci 778(1-2),p393-401(2002), Pilger A, Ivancsits S, Germadnik D, Rudiger HW.
7 ELISA法のトラブル対策 ELISAキット(New 8-OHdG Check)の使用上のポイントを解説した資料をご用意しております。
⇒詳細はこちらをご参照ください。
8 血清8-OHdGを測定するには 血清サンプルの測定は、限外濾過フィルターを使って高分子成分を除去したのち「高感度8-OHdG Check」で 測定します。
⇒詳細はこちらをご参照ください。
9 採血管には何を用いたら良いでしょうか? 特に指定の採血管はございません。一般的に用いられている採血管で十分使用できると考えられます。 尚、私共ではニプロ ネオチューブPET(code. 30-122, 8.5mL用・凝固促進剤入り)を使用しております。注意点としましては、 採血したあと全血のまま放置すると抗酸化物質の消耗や8-OHdG上昇が起きる場合があるため、採血後20分程度で遠心を開始 (3,000rpm*15分・室温)して速やかに血清分離し、回収した血清は直ちに-20℃以下で凍結保存されることをお奨めします。
10 血清8-OHdG測定例
(ヒト)
血清8-OHdGレベルは男性>女性(有意差あり)。健常者男性では喫煙により血清8-OHdG高値。 一方で血清抗酸化物質低下。
【出典】:The relationship between smoking habits and serum levels of 8-OHdG, oxidized LDL antibodies, Mn-SOD and carotenoids in rural Japanese residents., J Epidemiol 2003 Jan;13(1):29-37.Suzuki K, et.al.
11 組織中の8-OHdGを測定するには 組織/細胞サンプルの測定は、DNAを抽出して加水分解処理したのち「高感度8-OHdG Check」で測定します。
⇒詳細はこちらをご参照ください。

【ELISAキット実施例】:
Coexposure to benzo[a]pyrene plus ultraviolet A induces 8-oxo-7,8-dihydro-2'-deoxyguanosine formation in human skin fibroblasts: preventive effects of anti-oxidant agents. Environmental Toxicology and Pharmacology 12, p37-42, 2002
12 DNA抽出法について 8-OHdG測定用にDNAを抽出する方法としてはNaI法が適しています。これはPhenol抽出等に比べ、操作中における DNA酸化が抑えられるためです。
8-OHdG測定用のDNA抽出キット、前処理試薬が和光純薬工業(株)様より入手可能です。
DNAエキストラクター TISキット (code. 296-67701)
8-OHdG測定前処理試薬セット (code. 292-67801)

【参考文献】:DNA extractor kit WBを使った8-OHdG測定例
ML Hamilton, et.al. A reliable assessment of 8-oxo-2-deoxyguanosine levels in nuclear and mitochondrial DNA using the sodium iodide method to isolate DNA.
Nucleic Acid Res. 29(10), p2117-2126(2001)

HJ Helbock, et. al. DNA oxidation matters: The HPLV-electrochemical detection assay of 8-oxo-deoxyguanosine and 8-oxo-guanine. Proc Natl Acad Sci USA 95,p288-293(1998)
13 組織中の8-OHdG測定に
必要なサンプル量は
Q:組織/細胞中の8-OHdG測定には、どの程度のサンプルが必要ですか?
A:実験系によって異なりますが、一般的に正常組織中には正常dGに対し10-6〜10-5の頻度で8-OHdGが 存在しています。「高感度8-OHdG Check」の測定レンジが0.125〜10ng/mLですので、確実に検出するためにはmg/mL程度 (1検体あたり200μg/135μL)の濃度で精製DNAを準備していただくのが良いと考えられます。
14 組織DNA処理に必要な試薬
(Nuclease P1・アルカリホスファターゼ)
Nuclease P1は下記メーカー様より入手できます。
和光純薬工業(株)code:145-08221 Nuclease P1 (Penicillium citrinum・500 units)
和光純薬工業(株)サイトへ
生化学バイオビジネス(株)code: 120065 Nuclease P1 (Penicillium citrinum)
生化学バイオビジネス(株)サイトへ

アルカリホスファターゼにつきましては、ウシ腸粘膜由来、大腸菌由来など各社より市販されておりますので、ご都合に合わせて お選びください。ご使用の際には、必要量をとり1M Tris-HCl pH7.4にて200 units/0.7mL = 286 units/mLに希釈してください。
製品例: Sigma-Aldrich社 code. P6772-1KU Phosphatase alkaline ウシ腸粘膜由来
1000 units /vial 7,100JPY. Lyophilized powder. ≧2000 DEA units/mg protein.
15 DNA測定時のアルゴン置換とは Q:組織からDNAを抽出して8-OHdGを測定するプロトコルで、アルゴン置換とは何ですか?
A:アルゴン置換とはサンプル溶液中の酸素をアルゴンガスに置換する操作です。精製したDNAは空気中の酸素 との接触等により酸化される可能性があります。こうした実験中のアーティファクトを防ぐための予防措置です。具体的には サンプル水溶液の入ったエッペンチューブ内にアルゴンガスを軽く吹き込んで、エッペンチューブ内の空気をアルゴンガスに 置き換える操作を行います。
ただ、DNAを抽出後速やかに実験をすれば、アルゴン置換の有無による影響は殆ど無いとされて います(CG Fraga, et. al.: Oxidative damage to DNA during aging: 8-hydroxy-2'-deoxyguanosine in rat organ DNA and urine. Proc Natl Acad Sci USA 87, p4533-4537, 1990)。
16 組織サンプルの前処理
(Chelex処理とは)
精製したDNAは微量の2価金属イオンの存在下でFenton反応により酸化されることが知られています。 実験に使用する水をChelex樹脂に通すことで、2価の金属イオンを除去することができます。実験操作中の酸化を防ぎ、 より信頼性の高いデータを得るためにChelex処理をした水を使うことをお奨めします。
17 限外濾過フィルターが見つかりません
(ウルトラフリーMC/YM-10)
Millipore社製 ウルトラフリーMC(catalog#UFC3LGC)および Microcon YM-10(catalog#42407)は 販売終了しております。代替品としましては、 日本ポール(株)製 ナノセップ遠心ろ過デバイス オメガメンブレン(分画分子量10KDa、Code. OD010C34)等が 利用可能です。商品の情報は、 Siyaku.com(和光純薬工業)にてご覧いただけます。
フィルターの説明書に従い、必ず洗浄してからご利用ください。
18 組織サンプルの受託機関 Q:組織サンプルがあるのですが、細胞中の8-OHdGを測定してもらえませんか?
A:申し訳ありませんが弊社では実施しておりません。和光純薬工業(株)より市販されている DNA Extractor TIS kit (code. 296-67701)にて簡単にサンプルの調製ができます。ぜひお試しください。
19 測定可能なサンプル数 Q:ELISAキット1セットで何サンプル測定できますか?
A:N=3測定時で18サンプルを測定できます(54 tests)。1キットには96ウェルのマイクロプレートが1枚 入っております。

上端と下端ののウェルについては、使用可能ですが"エッジ効果"による誤差を生じやすいためにサンプル測定には 使用しないことをお奨めしております。検量線として6レベル*(N=3)を使用しますので、残り54ウェルがサンプル測定に使用 できることになります。弊社ではN=3での測定を推奨しており、54÷3=18サンプル/キットとなります。もちろんN=1で測定される のでしたら54サンプルの測定が可能です。また上端下端の部分につきましても他のウェルと同じように作成しておりますので、 エッジ効果による誤差が出やすいことをご承知のうえご利用ください。
20 検量線の計算方法 Q:検量線の近似関数は何が適していますか?
A:片対数(吸光度=真数、濃度=対数)の曲線近似であれば基本的にどのアルゴリズムでも問題なく 使用できます。特に最近のマイクロプレートリーダーには検量線計算機能を備えている機種も多くありますのでご活用ください。 また、片対数の折れ線(ジグザグ)でも十分な近似関数ができます。
お困りの場合には 検量線計算依頼フォームより、弊社までデータをお送りください。

ELISA検量線の計算ソフトウェアにつきましては、例えば下記のような製品が利用可能です。
「LS-PLATE manager2004」和光純薬工業(株)code.293-44751(Windows版)
「LS-PLATE manager2000」和光純薬工業(株)code.292-34951(Macintosh版)
⇒詳細はこちらをご覧ください。
21 ELISAキットの分割使用について Q:ELISAキットは何回に分けて使えますか?
A:弊社のELISAキットは8ウェル*12本で構成されておりますので、サンプル数に合わせて分割して ご利用いただけます。測定ごとに毎回検量線を作成する必要がありますのでご注意ください。検量線には6レベル*3=18ウェルが 必要です。殆どのサンプルは-20℃以下で安定に保存できますので、一度にまとめて測定した方がより多くのサンプルを測定 できます。
22 卵巣子宮内膜症性嚢胞内容液への適用事例: 粘液成分を遠心や濾過によって取り除いたあと、血清測定時と同じように限外濾過処理をすることで8-OHdGを 測定できると考えられます。
卵巣子宮内膜症性嚢胞:0.58 ng/mL、漿液性嚢胞腺腫:0.06 ng/mL、粘液性嚢胞腺腫:検出限界以下。
【出典】:S Fujii, 第31回 日本鉄バイオサイエンス学会 シンポジウム抄録. p9-10 (2007)
23 マイクロプレートリーダーは何を使えば良いですか: 450nmの吸光度を測定できる機種であれば、基本的にどのマイクロプレートリーダーでも対応可能です。 PCに接続されているタイプですと検量線計算機能が使えるので便利です。例えば下記の機種はPC付きで比較的安価にて 入手可能です。
機種例:「吸光マイクロプレートリーダー サンライズリモート」 和光純薬工業(株)
Code. 523-79691⇒詳細は こちらをご覧ください。
24 Nuclease P1の替わりにDNase気鮖箸辰
DNA加水分解プロトコル:
8-OHdG測定のためのDNA加水分解にはNuclease P1を使った加水分解法をお奨めしておりますが、 DNase 気鮖箸辰寝耽緤解法も知られております。
【DNA中の8-OHdG測定のための加水分解プロトコル】
1) 抽出乾固させたDNAに2mM CaCl2溶液100μLを添加して溶解。
2) DNase (4U), phosphodiesterase (0.0032U), phosphodiesterase (0.08U), alkaline phosphatase (34U)を添加し、 37℃6時間インキュベート
3) 冷エタノール250μL(-20℃)を添加し、-20℃にて30分間静置
4) 15000Gにて30分間遠心し、上清を回収、減圧乾燥させる
5) 100μL蒸留水にて溶解し、15000Gにて30分遠心、透明な上清を回収し、8-OHdG測定
出典:Measurement of 8-hydroxy-2'-deoxyguanosine in DNA by high-performance liquid chromatography-mass spectrometry: comparison with measurement by gas chromatography-mass spectrometry.Nucleic Acids Res 29(3) E12(2001). Dizdaroglu M, Jaruga P, Rodriguez H

【上記の加水分解プロトコルを用いて弊社ELISAキットで測定した例】
Increased mitochondrial DNA damage and down-regulation of DNA repair enzymes in aged rodent retinal pigment epithelium and choroid. Mol Vis 14 p644-651(2008)Wang AL, Lukas TJ, Yuan M, Neufeld AH.
25 副波長の設定について: 副波長を設定する場合には600〜650nmを使用します。
26 8-OHdG ELISAキットの特異性: 8-OHdG Check ELISAキットに使用されているモノクローナル抗体(N45.1株)は8-OHdGに高い特異性を示します。 8-OHdG類縁体(guanosine(G),7-methyl-G, 6-SH-G, 8-Bromo-G, dA, dC, dT, dI, dU, dG, O6-methyl-dG, 8-OHdA, guanine(Gua),O6-methyl-Gua, 8-OH-Gua, creatinine, 8-sulfhydryl-G, 8-OH-G) について交差性試験済み。 このうち8-sulfhydryl-Gと8-OH-Gのみが反応したが、反応性は1%以下であることが示されています。
また、尿に含まれる成分である尿酸, 尿素, クレアチニンについても全く認識しないことが確認されています。
【文献】S.Toyokuni, et.al.: Quantitative immunohistochemical determination of 8-hydroxy-2'deoxyguanosine by a monoclonal antibody N45.1: Its application to ferric nitrilotriacetate-induced renal carcinogenesis model.
Lab. Invest. 76(3), p365-374 (1997)
27 クレアチニン測定キット: 尿中8-OHdGの補正には、クレアチニン濃度がよく用いられます。クレアチニンは市販の測定キットを用いて 簡単に測定できます。
例: 和光純薬工業株式会社 ラボアッセイ(TM)クレアチニン code. 290-65901 このキットはマウスなど 実験動物にも適用可能です。
ご質問などお気軽にどうぞ(メール) 製品情報に戻る
【参考文献】
1) T.Osawa, A.Yoshida, S.Kawakishi, Y.Yamashita, and H.Ochi:
Protective role of dietary anti-oxidants in oxidative stress.
Oxidative Stress and Aging (Esd:R.G.Cutler, L.Packer, Bertram and A.Mori) p367-377, Birkhser Verlag Basel, Switzerland (1995)
2) Kasai H:
Analysis of a form of oxidative DNA damage, 8-hydroxy-2'-deoxyguanosine, as a marker of cellular oxidative stress during carcinogenesis.
Mutat Res. 387(3):147-63.(1997)
3) J.Leinonen, T.Lehtimi, S.Toyokuni, K.Okada, T.Tanaka, H.Hiai, H.Ochi, P.Laippala, V.Rantalaiho, O.Wirta, A.Pasternack, and H.Alho:
New biomarker evidence of oxidative DNA damage in patients with non-insulin-dependent diabetes mellitus.
FEBS Lett. 417, p150-152 (1997)
4) M.Erhola, S.Toyokuni, K.Okada, T.Tanaka, H.Hiai, H.Ochi, K.Uchida, T.Osawa, M.M.Nieminen, H.Alho, and P.K-Lehtinen:
Biomarker evidence of DNA oxidation in lung cancer patients: association of urinary 8-hydroxy-2・deoxyguanosine excretion with radiotherapy, chemotherapy, and response to treatment.
FEBS Lett. 409, p287-291 (1997)
5) H.Tsuboi, K.Kouda, H.Takeuchi, M.Takigawa, Y.Masamoto, M.Takeuchi, and H.Ochi:
8-Hydroxydeoxyguanosine in urine as an index of oxidative damage to DNA in the evaluation of atopic dermatitis.
Br. J. Dermatol. 138, p1033-1035 (1998)
6) Y.Miyake, K.Yamamoto, N.Tsujihara, and T.Osawa:
Protective effects of lemon flavonoids on oxidative stress in diabetic rats.
Lipids 33(7), p689-695 (1998)
7) M-H.Kang, M.Naito, N.Tsujihara, and T.Osawa:
Sesamolin inhibits lipid peroxidation in rat liver and kidney.
J. Nutr. 128, p1018-1022 (1998)
8) S.S.Kantha, S.Wada, H.Tanaka, M.Takeuchi, S.Watabe, and H.Ochi:
Carnosine sustains the retention of cell morphology in continuous fibroblast culture subjected to nutritional insult.
Biochem. Biophys. Res. Commun. 223, p278-282 (1996)
9) S.S.Kantha, S.Wada, M.Takeuchi, S.Watabe, and H.Ochi:
A sensitive method to screen for hydroxyl radical scavenging activity in natural food extracts using competitive inhibition ELISA for 8-hydroxydeoxyguanosine.
Biotechnol. Techniques 10(12), p933-936 (1996)
10) T.Arimoto, T.Yoshikawa, H.Takano and M.Kohno:
Generation of rective oxygen species and 8-hydroxy-2'-deoxyguanosine formation from diesel exhaust particles components in L1210 cells.
Japanese J. Pharmacol. 80, p49-54 (1999)
11) M.D.Evans, M.S.Cooke, I.D.Podmore, Q.Zheng, K.E.Herbert, and J.Lunec:
Discrepancies in the measurement of UVC-induced 8-oxo-2'-deoxyguanosine: Implications for the analysis of oxidative DNA damage.
Biochem. Biophys. Res. Commun. 259, p374-378 (1999)
DNA中の8-OHdGを、HPLC-ECD法とELISA法で測定した場合、高い相関性を示すことが報告されています(r2 =0.958)。
12) M.S.Cooke, M.D.Evans, I.D.Podmore, K.E.Herbert, N.Mistry, P.Mistry, P.T.Hickenbotham, A.Hussieni, H.R.Griffiths, and J.Lunec:
Novel repair action of vitamin C upon in vivo oxidative DNA damage.
FEBS Lett. 363, p363-367 (1998)
13) Thompson HJ, Heimendinger J, Haegele A, Sedlacek SM, Gillette C, O'Neill C, Wolfe P, Conry C:
Effect of increased vegetable and fruit consumption on markers of oxidative cellular damage.
Carcinogenesis 20(12),p2261-2266(1999)
野菜と果物の摂取試験(12サービング/日*14日間)において尿中8-OHdG濃度が49.6±12.4⇒21.4±2.2 ng/mg CREに低下すること、 末梢血白血球中の8-OHdGレベルも7.9±1.2⇒6.2±0.8/106dGに低下することが報告されています。
14) M.S.Cooke, M.D.Evans, K.E.Herbert, and J.Lunec:
Urinary 8-oxo-2'-deoxyguanosine - source, significance and supplements.
Free Rad. Res. 32, p381-397 (2000)
15) T. Shimoike, T. Inoguchi, F. Umeda, H. Nawata, K. Kawano and H. Ochi:
The meaning of serum levels of advanced glycosylation end products in diabetic nephropathy.
Metabolism 49(8), p1030-1035 (2000)
16) W. Y. Fan, K. Ogusu, K. Kouda, H. Nakamura, T. Satoh, H. Ochi and H. Takeuchi:
Reduced oxidative DNA damage by vegetable juice intake: A controlled trial.
J. Physiol. Anthropol. 19(6), p287-289 (2000)
17) H.Ochi, M.Hashimoto, J.Kurashige:
Assessment of functional tea in human using oxidative stress profile technique.
Proceedings of 2001 International Conference on O-Cha (tea) Culture and Science (2001)
18) T. Kuragano, T. Kuno, C. Yamamoto, Y. Nagura, S. Takahashi and K. Kanmatsuse:
Oxidative stress on DNA in chronic renal failure: the influence of different hemodialysis membranes.
J. Artif. Organs 4, p320-325 (2001)
19) M.S.Cooke, M.D.Evans, R.M.Burd, K.Patel, A.Barnard, J.Lunec and P.E.Hutchinson:
Induction and excretion of ultraviolet-induced 8-oxo-2'deoxyguanosine and thymine dimmers in vivo: implications for PUVA.
J. Invest. Dermatol. 116(2), p281-285 (2001)
20) M.S.Cooke, M.D.Evans and J.Lunec:
DNA repair: insights from urinary lesion analysis.
Free Rad. Res. 36(9), p929-932 (2002)
21) M.S.Cooke, M.D.Evans, N.Mistry and J.Lunec:
Role of dietary antioxidants in the prevention of in vivo oxidative DNA damage.
Nutr. Res. Rev. 15, p19-41 (2002)
22) T. Matsubasa, T. Uchino, S. Karashima, Y. Kondo, K. Maruyama, M. Tanimura and F. Endo:
Oxidative stress in very low birth weight infants as measured by urinary 8-OHdG.
Free Rad. Res. 36(2), p189-193 (2002)
23) Y.Ibuki, T.Warashina, T.Noro and R.Goto:
Coexposure to benzo[a]pyrene plus ultraviolet A induces 8-oxo-7,8-dihydro-2・deoxyguanosine formation in human skin fibroblasts: preventive effects of anti-oxidant agents.
Environ. Toxicol. Pharmacol. 12, p37-42 (2002)
24) M.Kakimoto, T.Inoguchi, T.Sonta, H.Y.Yu, M.Imamura, T.Etoh, T.Hashimoto and H.Nawata:
Accumulation of 8-hydroxy-2・deoxyguanosine and mitochondrial DNA deletion in kidney of diabetic rats.
Diabetes 51, p1588-1595 (2002)
25) Takane, Naoyuki Sugano, Hiroyasu Iwasaki, Yoshihiro Iwano, Noritaka Shimizu and Koichi Ito:
New biomarker evidence of oxidative DNA damage in whole saliva from clinically healthy and periodontally diseased individuals.
J.Periodontol 73(5), p551-554 (2002)
26) Kayoko Shimoi, Hiroshi Kasai, Naoko Yokota, Shinya Toyokuni and Naohide Kinae:
Comparison between high-performance liquid chromatography and enzyme-linked immunosorbent assay for the determination of 8-hydroxy-2・deoxyguanosine in human urine.
Cancer Epidemiol. Biomarkers & Prevention 11 p767-770 (2002)
27) Ha Won Kim, Akira Murakami, Marshall V Williams and Hajime Ohigashi:
Mutagenicity of reactive oxygen and nitrogen species as detected by co-culture of activated inflammatory leukocytes and AS52 cells.
Carcinogenesis 24(2), p235-241 (2003)
培養細胞を対象に8-OHdGを測定されています。対照(約0.3 ng/10EXP6 cells)に対し、酸化ストレス負荷した細胞では 約0.5 ng/106 cellsに上昇することが報告されています。
28) Hirokazu Tsukahara, Rumiko Shibata, Yusei Ohshima, Yukiko Todoroki, Shuko Sato, Naoko Ohta, Masahiro Hiraoka, Akira Yoshida, Sankei Nishima, Mitsufumi Mayumi:
Oxidative stress and altered antioxidant defenses in children with acute exacerbation of atopic dermatitis. Life Sciences 72, p2509-2516(2003)
アトピー性皮膚炎患者(1〜10歳小児・黄色ブドウ球菌による皮膚感染症併発)における尿中8-OHdG濃度 (31.9±18.9 ng/mg CRE)は健常対照(17.0±4.9 ng/mg CRE)に対し有意に高値を示します。
29) Hirokazu Tsukahara, Mi-Zu Jiang, Naoko Ohta, Shuko Sato, Satoshi Tamura, Masahiro Hiraoka, Masayuki Maeda, Mitsufumi Mayumi:
Oxidative stress in neonates: Evaluation using specific biomarkers. Life Sciences 75, p933-938 (2004)
早期産児における尿中8-OHdG測定例。正常出産群(40.0±0.8週・出生時平均体重3201g)、 早期産児(32.2±1.4週・出生時平均体重1598g)、早期産児(28.9±2.4週・出生時平均体重1131g)の尿中8-OHdG濃度は、それぞれ 27.2±9.8、46.8±17.2、123.6±80.8 ng/mg CREであることが報告されています。
30) Nagayoshi Y, Kawano H, Hokamaki J, Miyamoto S, Kojima S, Shimomura H, Tsujita K, Sakamoto T, Yoshimura M, Ogawa H:
Urinary 8-hydroxy-2'-deoxyguanosine levels increase after reperfusion in acute myocardial infarction and may predict subsequent cardiac events.
Am J Cardiol. 95(4), p514-517 (2005)
急性心筋梗塞患者における酸化ストレスの経時変化を尿中8-OHdGを用いて評価。再灌流療法開始後4時間で尿中8-OHdGは ピークを示す。再灌流療法前後での尿中8-OHdGレベルはnoncardiac event群よりもcardiac event群が有意に高値を示しており、 尿中8-OHdGレベルがcardiac eventの予測因子となりうることが示唆されています。
31) Yutaka Otsuji, Eiji Kuwahara, Keiko Yuge, Goichi Yotsumoto, Takayuki Ueno, Kenichi Nakashiki, Shuichi Hamasaki, Sadatoshi Biro, Shinichi Minagoe, Robert A. Levine, Ryuzo Sakata, and Chuwa Tei:
Relation of Aneurysmectomy in Patients With Advanced Left Ventricular Remodeling to Postoperative Left Ventricular Filling Pressure, Redilatation With Ischemic Mitral Regurgitation.
Am J Cardiol 95, p517-521 (2005)
急性心筋梗塞患者では尿中8-OHdGが高値を示します(25.4±3.8 ng/mg CRE)。再灌流療法の開始後4時間でピーク (49.3±6.2 ng/mg CRE)を示し、24時間後には対照レベルにまで低下することが報告されています。
32) Someya T, Kaneko K, Yamada T, Yamashiro Y.:
Effect of a novel free radical scavenger, edaravone, on puromycin aminonucleoside induced nephrosis in rats.
Pediatr Nephrol.20(10),p1430-1434(2005)
ラット(Wistar-Kyoto rat)にpuromycin-aminonucleoside (PAN) 投与し、抗酸化剤エダラボン(EDA)の効果を検証。 エダラボン投与群の尿中8-OHdGはエダラボン非投与群に比べ低値を示します。
33) Morillas-Ruiz J, Zafrilla P, Almar M, Cuevas MJ, Lopez FJ, Abellan P, Villegas JA, Gonzalez-Gallego J:
The effects of an antioxidant-supplemented beverage on exercise-induced oxidative stress: results from a placebo-controlled double-blind study in cyclists
Eur J Appl Physiol 31,p1-7 (2005)
自転車競技選手に対する抗酸化サプリメント飲料の試験。2重盲検スタディ。 運動開始15分前に30mL/kgのサプリメント飲料投与(抗酸化力0.41mM Trolox相当)。尿中8-OHdGはプラセボ群に対し21%低下。
34) Reiko Nagasaka, Nobuaki Okamoto, Hideki Ushio:
Effects of caloric restriction on post-spawning death of ayu.
Exp Gerontol 40, p556-561(2005)
魚(鮎)の脳および肝臓における8-OHdGレベルが報告されています。
35) Hirokazu Tsukahara, Takeshi Sugaya, Kazuyo Hayakawa, Yukiko Mori, Masahiro Hiraoka, Atsuko Hata, Mitsufumi Mayumi: Quantification of L-type fatty acid binding protein in the urine of preterm neonates. Early Human Development 81, p643-646 (2005)
新生児における尿中8-OHdG測定例。生後1日(N=12)で29 ng/mg CRE、生後5〜10日(N=28)で44 ng/mg CRE、 生後25〜30日(N=29)で62 ng/mg CREを示します。
36) Michael J Forlenza and Gregory E Miller: Increased serum levels of 8-hydroxy-2'-deoxyguanosine in clinical depression. Psychosomat Med 68, p1-7 (2006)
鬱病患者を対象とした血清8-OHdG測定例。健常者86名の測定値は0.20〜1.26 ng/mL、平均 0.64 ng/mLを示します
37) Watanabe E, Matsuda N, Shiga T, Kajimoto K, Ajiro Y, Kawarai H, Kasanuki H, Kawana M:
Significance of 8-hydroxy-2'-deoxyguanosine levels in patients with idiopathic dilated cardiomyopathy.
J Card Fail 12(7),p527-532(2006) (Journal of cardiac failure)
idiopathic dilated cardiomyopathy (DCM)患者32名の血清8-OHdGとチオレドキシン(TRX)をELISA法にて測定。 血清8-OHdGはDCM患者の心不全重傷度に相関して高値を示す。
38) Shiihara T, Kato M, Ichiyama T, Takahashi Y, Tanuma N, Miyata R, Hayasaka K:
Acute encephalopathy with refractory status epilepticus: Bilateral mesial temporal and claustral lesions, associated with a peripheral marker of oxidative DNA damage
J Neurol Sci 250(1-2),p159-161(2006)
急性脳症患者のCSF(cerebro spinal fluid)、血漿および尿中の8-OHdGを測定されています。
39) Ikue Hata, Masayuki Kaji,Satoko Hirano, Yosuke Shigematsu, Hirokazu Tsukahara, and Mitsufumi Mayumi: Urinary oxidative stress markers in young patients with type 1 diabetes. Pediatrics International 48, p58-61 (2006)
若年性1型糖尿病患者(N=27)の尿中8-OHdG濃度(14.8±6.9 ng/mg CRE)は健常対照群(11.7±4.2 ng/mg CRE)に比べ 有意に高値を示します。また糖尿病患者内における比較では、微量アルブミン尿のある群(19.0±9.2 ng/mg CRE)は微量アルブミン尿のない群 (12.7±5.3 ng/mg CRE)に比べ高値を示します。
40) Roberto Cangemi, Francesco Angelico, Lorenzo Loffredo, Maria Del Ben, Pasquale Pignatelli, Alessandra Martini and Francesco Violi:
Oxidative stress-mediated arterial dysfunction in patients with metabolic syndrome: Effect of ascorbic acid.
Free Radical Biology and Medicine 43(5), p853-859 (2007)
メタボリックシンドローム(MS)群の血清8-OHdGは健常者対照に比べ高値を示します。
41) Tomasz Dziaman, Daniel Gackowski, Rafal Rozalski, Agnieszka Siomek, Jaroslaw Szulczynski, Romuald Zabielski, Ryszard Olinski:
Urinary excretion rates of 8-oxoGua and 8-oxodG and antioxidant vitamins level as a measure of oxidative status in healthy, full-term newborns.
Free Radical Research, 41(9), p997-1004(2007)
新生児の尿中8-OHdGは成人の約2.5倍を示します。尿中8-OHdGおよび8-oxoGuaは 新生児における酸化ストレスの 良い指標となるうることが報告されています。
42) Olga Espinosa, Jorge Jimenez-Almazan, Felipe J. Chaves, M. Carmen Tormos, Sonia Clapes, Antonio Iradi, Amparo Salvador, Marta Fandos, Josep Redon, Guillermo T. Saez:
Urinary 8-oxo-7,8-dihydro-2'-deoxyguanosine (8-oxo-dG), a reliable oxidative stress marker in hypertension.
Free Radical Research 41(5), p546-554 (2007)
高血圧症患者の尿中8-OHdGが治療に伴い低下することが報告されています。
43) Parul R Patel, Ruth J Bevan, Nalini MIstry, Joseph Lunec:
Evidence of oligonucleotides containing 8-hydroxy-2'-deoxyguanosine in human urine.
Free Radical Biol Med 42, p552-558(2007)
尿中8-OHdGは遊離型だけでなく、オリゴヌクレオチドの形で8-OHdGが含まれることが報告されています。
44) Tsukahara H: Biomarkers for oxidative stress: clinical application in pediatric medicine. Curr Med Chem 14(3), p339-351 (2007)
11歳以下の小児の尿中8-OHdGレベル(ng/mg CRE)は11歳以上に比べ有意に高値を示します。
45) Nakano M, Onodera A, Saito E, Tanabe M, Yajima K, Takahashi J, Chuyen NV: Effect of Astaxanthin in Combination with alpha-Tocopherol or Ascorbic Acid against Oxidative Damage in Diabetic ODS Rats. J Nutr Sci Vitaminol (Tokyo). 54(4)p329-334 (2008)
抗酸化物質アスタキサンチンの糖尿病ラットにおける研究例。アスタキサンチン+αトコフェロール投与群において 尿中8-OHdGが有意に低下。
46) Ogawa S, Mori T, Nako K, Ito S: Combination therapy with renin-angiotensin system inhibitors and the calcium channel blocker azelnidipine decreases plasma inflammatory markers and urinary oxidative stress markers in patients with diabetic nephropathy. Hypertens Res 31(6), p1147-1155(2008)
高血圧症の糖尿病性腎症患者に対し、レニン-アギオテンシン系抑制条件下にてCaチャネルブロッカー(azelnidipine)を投与。 投与前後で尿中8-OHdGが有意に低下(8.0 ⇒7.1 ng/mgCRE)。
47) Yasuda M, Ide H, Furuya K, Yoshii T, Nishio K, Saito K, Isotani S, Kamiyama Y, Muto S, Horie S: Salivary 8-OHdG: a useful biomarker for predicting severe ED and hypogonadism. J Sex Med 5(6),p1482-1491(2008)
唾液中の8-OHdG濃度は中年男性の重度のEDおよび性腺機能低下の有用なバイオマーカーになり得ることが 示唆されています。
48) Tamura H, Takasaki A, Miwa I, Taniguchi K, Maekawa R, Asada H, Taketani T, Matsuoka A, Yamagata Y, Shimamura K, Morioka H, Ishikawa H, Reiter RJ, Sugino N: Oxidative stress impairs oocyte quality and melatonin protects oocytes from free radical damage and improves fertilization rate. J Pineal Res 44(3), p280-287(2008)
濾胞液を対象とした研究例です。
49) Sakamoto Y, Ishikawa T, Kondo Y, Yamaguchi K, Fujisawa M: The assessment of oxidative stress in infertile patients with varicocele. BJU Int 101(12), p1547-1552(2008)
不妊症男性患者(無精子症および精子減少症)の精漿中8-OHdG濃度の測定例です。
50) Tanuma N, Miyata R, Hayashi M, Uchiyama A, Kurata K: Oxidative stress as a biomarker of respiratory disturbance in patients with severe motor and intellectual disabilities. Brain Dev 30(6), p402-409(2008)
重症心身障害患者の尿中8-OHdG濃度(18.8 ± 9.0 ng/mg Cre)は健常対照(10.5 ± 2.9 ng/mg Cre)に比べ有意に高値。 また、尿中8-OHdG濃度は呼吸異常の重症度と正の相関示すことが報告されています。
51) Kageyama Y, Takahashi M, Nagafusa T, Torikai E, Nagano A: Etanercept reduces the oxidative stress marker levels in patients with rheumatoid arthritis. Rheumatol Int 28(3), p245-251(2008)
関節リウマチ患者22名を対象に、TNF-α阻害剤Etanerceptを投与。尿中8-OHdGは治療開始後6ヶ月で低下。
52) Fujimoto M, Tsuneyama K, Kainuma M, Sekiya N, Goto H, Takano Y, Terasawa K, Selmi C, Gershwin ME, Shimada Y: Evidence-based efficacy of Kampo formulas in a model of non alcoholic fatty liver. Exp Biol Med (Maywood) 233(3),p328-337(2008)
ウサギ尿中8-OHdGの測定例です。ウサギへの漢方薬(1% keishibukuryogan)投与により尿中8-OHdGが 低下することが報告されています。
53) Chen CM, Liu JL, Wu YR, Chen YC, Cheng HS, Cheng ML, Chiu DT: Increased oxidative damage in peripheral blood correlates with severity of Parkinson's disease. Neurobiol Dis 2008 Dec 9.(in press)
パーキンソン病患者の末梢血白血球中の8-OHdGは対照群に比べ高値を示します。
54) Yano T, Shoji F, Baba H, Koga T, Shiraishi T, Orita H, Kohno H: Significance of the urinary 8-OHdG level as an oxidative stress marker in lung cancer patients. Lung Cancer 63(1) p111-114 (2009)
肺ガン患者100名を対象にした研究で、喫煙者の尿中8-OHdG排出速度は、非喫煙者および1ヶ月以上の禁煙者に 比べ有意に高値を示します。
55) Yee Ting Wong, Jan Gruber, Andrew M. Jenner, Mary Pei-Ern Ng, Runsheng Ruan, and Francis Eng Hock Tay: Elevation of oxidative-damage biomarkers during aging in F2 hybrid mice: Protection by chronic oral intake of resveratrol. Free Rad Biol Med 46(6), p799-809(2009)
レスベラトロール(Resveratrol)は赤ワイン、ベリー類、ピーナッツに含まれる天然のファイトアレキシン(phytoalexin) です。マウスに対するレスベラトロール経口投与により、肝臓および心臓における8-OHdG蓄積に対する抑制効果が観察されています。
56) Haixiang Su, Mervyn Gornitsky, Ana M. Velly, Hanling Yu, Michael Benarroch and Hyman M. Schipper: Salivary DNA, lipid, and protein oxidation in nonsmokers with periodontal disease. Free Radical Biology and Medicine 46(7), p914-921 (2009)
歯周病患者58名および健常対照234名について唾液中の8-OHdGおよび抗酸化力を測定。歯周病患者の唾液8-OHdG濃度は 健常対照に比べ有意に高値を示します。唾液の抗酸化力も歯周病の症状と相関して高値を示すことが報告されています。
57) Hironori Nagasaka, Yoshiyuki Okano, Hirokazu Tsukahara, Yosuke Shigematsu, Toru Momoi, Junko Yorifuji, Takashi Miida, Toshihiro Ohura, Keiko Kobayashi, Takeyori Saheki, Kenichi Hirano, Masaki Takayanagi, Tohru Yorifuji:
Sustaining hypercitrullinemia, hypercholesterolemia and augmented oxidative stress in Japanese children with aspartate/glutamate carrier isoform 2-citrin-deficiency even during the silent period. Molecular Genetics and Metabolism 97, p21-26(2009)
シトリン欠損症患者(1〜10歳小児)における尿中8-OHdG濃度(67±21 ng/mg CRE)は対照群(19±5 ng/mg CRE)に比べ 有意に高値を示します。また、シトリン欠損症患者では赤血球SOD活性および赤血球カタラーゼ活性が高値を示すこと、 血漿ビタミンEは患者群で低値を示すことが報告されています。
58) Higuchi A, Takahashi K, Hirashima M, Kawakita T, Tsubota K: Selenoprotein P Controls Oxidative Stress in Cornea. PLoS ONE 5(3) e9911 (2010)
ドライアイ(涙腺を外科的に除去したSDラット)において、角膜中の8-OHdGは有意に増加することが 報告されています(正常眼 約1.7 pg/ug DNA ⇒処置眼 約4.2 pg/ug DNA)。 セレノプロテインPが角膜における酸化ストレス防御において重要な役割を果たすことが示唆されています。
59) Anna Szaflarska-Popawska, Agnieszka Siomek, Mieczysawa Czerwionka-Szaflarska, Daniel Gackowski, Rafa Rozaliski, Jolanta Guz, Anna Szpila, Ewelina Zarakowska and Ryszard Olinski:
Oxidatively Damaged DNA/Oxidative Stress in Children with Celiac Disease. Cancer Epidemiol Biomarkers Prev 19(8), p1960-1965(2010)
セリアック病患者(未治療群および治療群の小児)の尿中8-OHdGおよび末梢血白血球中の8-OHdGレベルは 健常対照群に比べ有意に高値を示します。
60) Hironori Nagasakaa, Yoshiyuki Okano, Madoka Aizawa, Takashi Miida, Tohru Yorifuji, Go Tajima, Nobuo Sakura, Tomozumi Takatani, Yoshitami Sanayama, Kenji Sugamoto, Mitsufumi Mayumi, Kunihiko Kobayashi, Kenichi Hirano, Masaki Takayanagi, Hirokazu Tsukahara:
Altered metabolisms of mediators controlling vascular function and enhanced oxidative stress in asymptomatic children with congenital portosystemic venous shunt. Metabolism Clinical and Experimental 59, p107-113(2010)
先天性門脈大静脈短絡症(PSVS: 1〜5歳小児)患者における尿中8-OHdG濃度(25.7±6.9 ng/mg CRE)は 健常対照(18.8±4.5 ng/mg CRE)に比べ有意に高値を示すこと、また血漿TBARS(患者群4.99±1.01 vs 対照群3.93±0.91 mmol/L)、 赤血球SOD活性(患者群1.19±0.18 vs 対照群1.06±0.18 U/mg protein)、 赤血球カタラーゼ活性(患者群3.39±0.33 vs 対照群2.96±0.21 pmol/mg protein)が有意に高値を示すことが報告されています。
61) Masashi Kato, Machiko Iida, Yuji Goto, Takaaki Kondo, and Ichiro Yajima:
Sunlight Exposure Mediated DNA Damage in Young Adults. Cancer Epidemiol Biomarkers Prev 20(8), p1622-1628 (2011)
健常者(20〜40歳の127名)およびヘアレスマウスを使った、日光への曝露と尿中8-OHdGとの関連性を調べた文献です。 曝露する日光の強さは尿中8-OHdGレベル上昇に関連すること、日焼けの進行は、尿中8-OHdG上昇を抑制することが報告されています。
62) Elmarakby AA, Faulkner J, Baban B, Sullivan JC:
Induction of hemeoxygenase-1 reduces renal oxidative stress and inflammation in diabetic spontaneously hypertensive rats.
Int J Hypertens (2012), Article ID 957235,doi:10.1155/2012/957235
高血圧ラット(SHR)における尿中8-OHdG測定例です。SHRの尿中8-OHdGは約180ng/dayであり、STZ投与による 糖尿病発症により約300ng/dayと有意に高値を示します。HO-1誘導により尿中8-OHdGレベルが低減します。
63) La Sala L, Cattaneo M, De Nigris V, Pujadas G, Testa R, Bonfigli AR, Genovese S, Ceriello A:
Oscillating glucose induces microRNA-185 and impairs an efficient antioxidant response in human endothelial cells.
Cardiovasc Diabetol.15:71(2016) doi: 10.1186/s12933-016-0390-9
HUVECsへのグルコース負荷による8-OHdG上昇を検出。(米国内でOXISブランドにて販売)
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